大宝珠工房

美しき我が人生、美しき我が世界

俺は欲しいもんは創り出すんだよ

ヒーローブレイズ(詩)

YouTubeで輝くカリスマを観て
自分もなりたいと輝く瞳は
シルバーウィークに休む暇さえなく
他人を傷つける者たちを映して泣く

 

心の中に燃える火炎は
高貴な何かを錬成する
それはまるで渋滞の中の
暴走するスーパーカーのように
辺り構わず事故を起こす

 

カリスマのように
誰よりも努力したいと叫ぶことは
できる限りダラダラしたいと願う
小市民のかんにさわる

 

カリスマのように
何かで世界一になりたいと祈る声は
誰かを馬鹿にしてマウンティングしたい
小市民のあら探しの標的になる

 

価値を決めるのは人の心なのか
美しいジュエリーも
まとう場所がなければ
豚に真珠

 

価値を決めるのは自身なのか
公園で水はただで飲めるが
富士の山頂で水は
酒のような金銭的価値を持つ
砂漠の中の遭難者には
黄金以上の価値を持つ

 

水はただ水であるだけ

 

価値を決めるのは環境なのか
どこに行ってもいじめられるいじめられっこ
どこに行ってもちやほやされるカリスマ

 

人が幸せを引き寄せる力には差がある

 

迷い続ける魂が
この濁世末法(にごったハードな世界)に
生き続けることは
難しい

 

淘汰の風の中で
弱きものは愚痴や不満に飲み込まれ
強きものは豊かさや良縁に愛される

 

つまりは
君は何になりたいのか

 

小市民か
カリスマを目指す迷惑な子供か
カリスマか

 

小市民も悪くはない
似た者同士で馴れ合えるだろう
カリスマも悪くはない
同じ高みを目指すものたちと
切磋琢磨しながら楽しめるだろう
迷惑な子供も悪くはない
デクノボーと蔑まれながらも
綺麗な夢を見れるだろう

 

誰の中にも小市民がいて
時に醜い心を抱く

誰の中にもカリスマがいて
時に周りを魅了する

誰の中にも迷惑な子供がいて
今以上の自分を夢に見る

 

地獄、餓鬼、畜生、修羅
を小市民と名付け

人、天
をカリスマと名付け

声聞、縁覚
を迷惑な子供と名付けるなら

菩薩、仏、菩薩仏
をなんと名付けよう

 

ヒーロー

弱きを助け、強きに挑む

小市民の中にあっても
周りから愛され尊敬される
実力を持つ

カリスマの中にあっても
周りから協力を望まれ一目置かれる
畏怖の対象

迷惑な子供の中にあっても
周りを鼓舞し教えを求められる
賢者そのもの

 

ヒーローになるためには
何が必要か
ヒーローベルトが必要だ

君のヒーローベルトとは何か
君に友情と勝利と努力を
もたらすものは何か

 

悲しみを抱き
欲望に飢え
自分を愛し
他者を負かし

平常心を味わい
勝利を重ね

教えをこい
自ら思索し

他者を思いやり
楽しみを抱き

人生を生きていく

 

君が一向に
小市民にもなれず
カリスマにもなれず
ヒーローにもなれていないのは

 

時を知らないからだ
今は何をするべき時なのか
いつ何をすれば目的を達成することが
出来るのか

 

時を知るためには何が必要か
目的や目標を達成するために
試行し思索すること
仮説を立て検証すること
最終目標を立て実験していくこと

望みを立て社会にもまれること

 

体で時を知ることができるように
ならなければ
体で人を知ることができるように
ならなければ
体で世界の理を知ることができるように
ならなければ
君は明らかにならない闇の中で
何者にもなれず
誰人にも愛されず
絶望と共に淘汰される

 

世界に触れたまえ
その五感で
人に触れたまえ
その五感で
時に触れたまえ
その五感で

 

心は綺麗に磨きながら
心は望むものを映しながら
人と世界と時を知るために
人生絵巻を描いて
行きたまえ

 

愛を知るために
強く優しく聡明な
ヒーローになる旅を
君も
君らしく
楽しんでいこうじゃないか

 

もっとよく仕上げるやり方を考える
それをテストする
繰り返したり眺めてみる
そして今度はもっとうまくできる

 

小さな一歩が
小さなプロジェクトが
何かの行いが
君を満たす壮大なプロジェクトへと
進化していく

 

別に何にならなくても良い
絶望の中で死ぬのも
一つの人生だ
だが君の持つ
君が幸せになる権利を
行使したいなら

 

小さなことでいい
うまくやるゲーム
それを遊ぶのだよ

 

楽しさと幸せと喜びの炎を
心に日々ますます燃やすことを
忘れないで


そうすれば
希望の炎は燃え広がるのだから
希少なヒーローに
変身できるのだから

 

時を知る炎が
全てを変える