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マックスむらいに起死回生をver.2.0

2年くらい前にマックスむらいについて記事を書きました。いまだに読まれているようで、うちのブログの記事ランキングで一位になってたりします。

 

今回はその続編というか、今後マックスむらいが起死回生を果たすには何が必要かの考察です。

 

マックスむらいの現状

1から100までむらいさんの現状を追ってるわけではありませんが、わりと最近のニュースとして、代表取締役社長に復帰したのは皆さんも知っていると思います。ちなみに前社長の宮さんは子会社のアップバンクストアの代表取締役になったようです。責任者がより関わりやすくしたり、意思決定の迅速化が目的、と。

 

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2001/22/news109.html

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000068-it_nlab-sci

 

まあ普通に考えたら、むらいさんが経営判断を直接握って、アップバンクにテコ入れして赤字を黒字にしようとしてるのかなって思います。

 

でも、アップバンクの経営判断をする時間が増えるということは、マックスむらいとして動く時間が減るってことですよね。常識的に考えて。

 

一日24時間あって、7時間くらい寝て、17時間時間があるとして、そのうち社長業と演者業(Youtuberや生主としての活動)で割るのだから、時間は減りますよね。当たり前ですが。

 

ただ、やり方によっては社長と同時に演者をすることで、アップバンクの赤字を黒字化して、YouTubeのチャンネルも何十万と再生数を稼ぐ状態に変えることができる。そう信じ願っているから今回の判断になったのだと思います。

 

果たしてマックスむらいはアップバンクを成長させ、かつて以上の人気を取り戻すことは可能なのでしょうか。斬新な起死回生のアイデアがあれば可能かもしれません。

 

YouTuberマックスむらいについて

 

最近のマックスむらいとしてのYouTubeチャンネルは、

 

・Vlog(おいしいケバブの店。謎の箱届いた)

・ゲーム実況(むらクラ3・マイクラ。パズドラ)

・実験企画(ゴージャスにバリカン)

・生放送(ゲームやろうぜ)

 

などのコンテンツがあります。

 

あとは数ヶ月前だけど、プレゼン動画でガジェット(AirPods Pro買うべき理由、iPhoneをダークモードに変えた方が良い理由など)系の動画がいくつかはねてる印象。

 

最近の動画は2万~5万程度の再生数を獲得しています。はねてるのはりおなりの卒業で30万超えしたり、チャンネル自身に言及した単発動画(チャンネルの方向性で迷ってる的な動画)で10万超えしたものがあるという感じです。

 

パズドラで約7万の再生数を取ってプチはねしたものもあります。普段は3万くらいが多い印象ですね。

 

ドッキリ→プレゼン→ゲーム実況と、主なコンテンツを変化させてきましたが、再生数は落ちてきてしまっています。テコ入れしないと会社としては厳しいのが現状ですよね。

 

ゲーム実況は伸びないのか

戦略として、ゲーム実況でゲームを取り上げるのは非常に良い手だと思います、理論上は。有名大企業であるFANGAM(ファンガム。Facebook、Apple、Amazon、Netflix、Google、Microsoft)は以下に示す通り、どの企業もゲーム関連の事業をやっています。

 

【大企業のゲーム事業】

 

▼Facebook

インスタントゲーム、フェイスブックゲーミング

▼Apple

アップルアーケード、アプリ(ios)

▼Amazon

ゲーム販売(物販)、スキル(アレクサ)、アプリ(fire・タブレット)、ツイッチ(ゲーム実況ライブストリーミングサイト、YouTubeのゲーム生放送みたいなもの)

▼Netflix

オリジナルドラマ原作ゲーム、ゲーム系番組(マインクラフトストーリーモード、ウィッチャー等)、ゲーム原作映画(名探偵ピカチュウ、トゥームレイダー等)

▼Google

スタディア、アプリ(Android)、YouTube(ゲーム実況、ゲーム紹介)

▼Microsoft

Xbox、Project xCloud

 

これらの大企業は本業は様々ですが、共通してゲーム事業に投資していることからも、実はゲームは大きな可能性を秘めた市場と言えます。

 

そんな巨大かつ重要なゲームの関連分野に乗り込もうとするのは悪くない手ではあると思います。しかし、なにぶんむらいさんのゲーム実況の成果が出ていないのはなぜなのか。

 

原因一つ目

原因1+原因2=成果が出ない

という方程式が成り立つと思います。ほんとは原因をもっと沢山だそうと思えば出せるでしょうが、今回は煩雑にならないように2つ出します。

 

原因の一つは「ゲーム実況としての洗練がおしい」です。なんかすごくおしい。色々原因はあるだろうし、絶対的な原因ではないかもしれません。しかし、やはりゲーム実況としてトップYouTuberとの差が目につきます。

 

例えば、ヒカキンは「ゲーム実況中に顔出し」していて、ほぼフルテロップ(全ての発言にテロップがついている編集。ヒカクラはテロップ8割くらい。むらクラは6割くらい)です。

 

そこにヒカクラは多種多様な効果音やオリジナルBGM、効果映像(映像が加工されている)の編集が加わって、一流のゲーム実況になっています。

 

マイクラでゲーム実況をするなら、それくらいの工夫をするのが何十万人と再生数を得るための条件になっているのは明確です。もちろん例外はあるでしょうが、その例外も長い年月をかけて、視聴者を得る工夫がそこかしこに散りばめられた動画となっていると思います。

 

むらクラは、面白くてスターであるむらいさんと名サポーターのハラミンを投入して、ぐっさんのこだわり多めなテロップを入れるという、かなり強力なキラーウェポンを持っています。なのでさらに細かい工夫をして、レベルアップしたらめっちゃ伸びる気がします。

 

やはりゲーム実況の文脈を理解し、他の人がやれない楽しむための工夫を沢山していくこと。それで多くのファンがついてくるに違いありません。

 

ところで

ちょうどこの記事を書いている時に、発表があって、むらいさんがパズドラの究極攻略TVをやめるとのことです。理由は社長業もあって、時間をパズドラに取られ過ぎるから、みたいな感じでした。年始からかなりパズドラをやっていたようです。

 

やっぱり社長業と演者業の両立は普通は時間を食いあっちゃうんですよねー。てかパズドラむらいさんが出ずにコスケが一人でやるなら、コスケのメインチャンネルと何が違うんだろう問題、とかないのでしょうか。アップバンクと関わることでコスケがさらに喜ぶようになると良いのですが(フラグ)。

 

原因二つ目、閑話休題

むらいさんのゲーム実況が、何十万と再生数を稼げない原因の二つ目は「尺の短さ(むらクラの動画の時間の短さ)」にあると思います。

 

尺が短いと何が起こるかというと、見せ場を沢山入れることが出来なくて、緩急を込めにくいというのが挙げられるでしょう。

 

ヒカクラは30分の尺の中で、いくつかの見せ場があって、見終わった後、中々の満足感があります。対してむらクラは、ヒカクラより笑えるポイントは多いのですが、時間が10分程度とヒカクラの1/3~1/2の尺の長さなので、ちょっと物足りない感があります。むらクラのコメント欄にも、長い尺のライヴ動画or生放送を観たいという声が散見されました。

 

人気のアニメは30分程度の尺が多く、人気のドラマは1時間程度の尺が多いことを考えると、最低30分はあった方が、安定して毎回面白い要素を沢山入れられるのではないでしょうか。素人の考えかもしれませんが、それはこの際置いておきます。

 

もちろん15分の尺である朝ドラという番組もありますが、それは他の番組があまり真似しないので、やはりパンチとしては弱い部類に入るのだと思います。

 

原因二つ目のデメリットについて

 

とはいえ、長い尺は諸刃の剣で、あまりじっくり動画を観る余裕のない人をはじいてしまう危険性もはらんでいます。ただゲーム実況を観ようという人はそもそもゲーム好きのオタクよりな人です(軽く偏見)。

 

YouTubeにそんなにコミットしてないライトな人や、勉強好きな時間対効果のコスパを求める意識高い系の人はそもそも普通のゲーム実況をみません。ほとんど存在しない、短い動画を観たいライト層やビジネス層をゲーム実況で取り込もうとするより、視聴維持率の高いゲーム実況大好き層を取り込んだ方が、多くの再生数に繋がります。

 

そして視聴維持率が高い長い動画はYouTubeからの評価も高いことはよく言われていることです。その評価が高ければ、関連動画やYouTubeのホーム画面に載りやすいと言われています。

 

ならば、視聴者の需要があり、YouTubeにも好かれる長い尺の動画を作るのが正解ですよね。そもそも経営者としてのマックスむらいが好きな人は、ゲーム実況を観ないでしょう。

 

そういう路線で行くためには別チャンネルでマナブさんやイケハヤさん、鴨頭さんや堀江さんや中田敦彦さんみたいに戦うしかありません。あくまでゲーム実況をするなら、基本長尺がセオリーだと思います。

 

そもそもゲーム実況で良いのか?

あまり長くなってもアレなのでボチボチ終わりますが、そもそもゲーム実況をすることが世界の流れに沿っているのかという問題があります。

 

FANGAMがゲーム関連事業をやっているとはいえ、ほとんどがゲームを置くプラットフォーム事業なわけです。あるいはゲームそのものから派生させた事業とか。ゲーム「実況」のプラットフォームを持っているのは、今のところAmazonのツイッチとGoogleのYouTubeだけです。なので、より戦略的にゲーム事業として大企業の流れに乗るためには、「ゲーム製作事業」の方が合っているといえるかもしれません。

 

もちろん、アップバンクおよびむらいさんの得意分野は、ゲーム実況、というかゲームをプレイすることを観客に見せることにあります。なのでそこから多角化に舵を切るのは成功確率がグッと低くなるでしょう。

 

まあ私としてはガンホーあたりとむらいさん(そしてアップバンク一同と仲間たち)が組んで、ゲーム実況者が楽しめるゲーム製作でもしたらめっちゃ熱いんじゃないかって思います。そうしたらしげしげやハラミンも何年もゲーム実況してる知見が活かせるし、彼らのモチベーションは爆上がりになりそうです。むらいさんもパズドラやりまくってるのだから、出来ることは多いはず。

 

ぐっさんも絡んで編集しやすい、動画映えする、ゲームとか考えたら新しいゲームが出来そうですよね。中條Dも絡んで生放送映えも狙うのも。アップバンクを卒業したみっくすやりおなりやコスケも絡んだら、やりこみ要素や動画映えする要素のたっぷりつまった沢山のYouTuberがやりたくなるようなゲームができるかも。むしろなぜ今までそれをしなかったのか。何か理由があったのでしょうか。

 

やりこみ型のスマホゲー開発をアップバンクで出来るのか?

 

でもいきなり本格スマホゲーとか作るのは、許可を取るのが難しかったり、お金が沢山かかることなのでリスクが高いですよね。初めてのことでコケる可能性も大いにあるでしょう。アップバンクのポーカーとかミニゲーム(焼き肉だっけ?)みたいなスマホゲームはみたことありますが。演者や編集陣が関わるゲームは新しいですよね。でも外したときに会社が傾く可能性がある。

 

そ こ で ボ ー ド ゲ ー ム

で す よ !

 

皆で考えた面白要素のつまったスマホゲームのプロトタイプをいくつかボードゲームで作って、はねたら、スマホゲームにそれらを全部ぶっこんだ最終形態を創る。

 

はねるまで、たかだか5万円とかそこらで一つ製品を作れるのだから、企業としては安い投資でゲーム事業ができる。しかも売れたら制作費も回収できます。人件費を回収するにはある程度はねる必要がありそうですが。ドミニオンレベルのボドゲ(数億円単位の売り上げ)ができたらそれも回収できますがね(微笑み)。それでスマホゲームの確かな試金石を創ることがメインの目的です。

 

コンピューターで処理できない分、できないことも多そうですが、大事なシステムの骨子はボードゲームでも組めるのではないでしょうか。

 

あるいはボードゲームで新しいスマホゲームのアイデアを表した模型を作り、実現するイメージを作りやすくするとかもできそうですよね。メインのコンピューターゲームっぽいところは、プログラミングできる人を雇って(あるいはどこからかお借りして)、肝心の部分を作ってもらう。

 

それが面白ければ、ボードゲーム部分と組み合わせて全体図を作り、YouTubeの視聴者や仲の良いYouTuberなど、多くの人に使ってもらう。それで面白いとなれば、全てをガンホーなりXFLAGなりに作ってもらって、分け前をもらいつつ、実績を創る。それができればFANGAMから需要のある会社になるし、YouTube自体もさらなる動画映えが出来ます。

 

そうすれば

儲けが

人気が

 

うなぎのぼり!

うなぎのぼりだ!

 

まとめ

 

話をまとめると

・社長業と演者業の両立に舵を切ったむらいさん

・ゲーム実況をしている現状再生数が落ちている

・FANGAMがゲーム事業に力を入れてるので、だいたいの方向性は正しい

・ゲーム実況の伸びてない原因の一つ目は、顔出し実況してないからと、編集に工夫の余地(BGM、テロップ、効果音、効果映像)がまだあるから

・原因の二つ目は尺の短さにある。視聴者の需要とYouTubeの評価的に尺はもっと長くて良い

・ゲーム実況事業以外に、ゲーム製作事業を始めても良いのではないだろうか。ゲーム好きな演者や編集陣喜びそう。むらいさんも楽しめそう。「好きなことで生きていく」の新たな選択肢になるかも。ゲーム実況者の創るゲームみたいな選択肢、流れができる。

・絶対に当てるために、プロトタイプを作りまくって、実際に遊んでもらう必要がある。そこでボードゲームですよ!巨大企業群「FANGAM」の中で、キャスティングボードを握る会社になれる(かもしれない)!

 

ボードゲーム作りの件、問題が一つ、演者(スター)がアイディア出す人(クリエイター)になれるのかということ。

 

出来なくはないけど、やりたいと思えるかだね。

 

まあいいや!

 

読んでくれてありがとう!

コメントくれたら嬉しいな

ではまた★

 

この記事は以下の記事の続編です↓

http://www.hoshinokeiji.com/entry/2018/09/14/075816

 

PS

つかドッキリ復活したね。再生数18万回とか伸びすぎだろ。どんだけみんな待ってたんだよ。こりゃドッキリつながりで何か考えた方が良いかもね。