今回は本当にヘビーローテーションできる曲を教えるね。
それはニコニコ動画から、squadus(スクって呼ばれてる)という歌い手が歌う「千年の独奏歌」という曲だよ。
「千年の独奏歌」を歌ってみたSquaDus by SquaDus 歌ってみた/動画 - ニコニコ動画
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それで今回の歌のポイントだけど、三つの素敵なところがある。
・スクの伸びやかにして力強く
そして切ない声が気持ちいい
・民族音楽風のメロディーが
静かにノリノリになれる
・切なく、しかしポジティブな
歌詞が胸にせまる
・スクの伸びやかにして力強く
そして切ない声が気持ちいい
聴いてもらえばわかるが、このイスラエル人とは思えない流れるような日本語の気持ちよさは、スーパー銭湯で温かい風呂に入ったあとに水風呂に入るような感覚になる。つまり、超絶気持ちいい。
また、イスラエル人特有のオリエンタルな声は、スーパー銭湯の露天風呂に入って、そとの涼(すず)む場所で横になっているようだ。爽やかな風の気持ち良さを感じ、心の芯からほんのりと温かさを味わう。
イスラエルには行ったことないけど、きっと素敵なところなんだろうなと想像がふくらむ。アジアの果ての熱さとかわいた心地よい風を身に受けるような素敵な体験ができる。
語り尽くせない
この声は語り尽くせない
この声の楽しさを知らないのは
人生をだいぶ損しているといえるくらい
奇跡の歌声だ。
・民族音楽風のメロディーが
静かにノリノリになれる
メロディーというかリズムというか、体が無意識に揺れるようなノリの良さ。
変化に富んだ曲の流れ。使われている楽器がいちいち琴線(きんせん)に触れる。
それでいて声を邪魔しない絶妙な音が響く。
笛の音のような、鳥の声のような音で気分が盛り上がる
ギター系のメロディーもいいスパイスになっている。
リズムを刻(きざ)む楽器も心と体を踊らせる。
民族風のこのメロディーは心を深いところから高めてくれる。
・切なく、しかしポジティブな
歌詞が胸にせまる
ちょっと暗く切ない言葉がさりげなくいやみなく使われていて、心の深いところまで行く歌詞になっている。
しかし、それでいて、あいまあいまにポジティブで美しい言葉もはさまれていて、ネガティブを乗り越えてポジティブへ至(いた)るという、カタルシスがあるような気分になる。
・この体は全て作り物でしかないけど
この心はせめて歌に捧げていよう
(引用元は既出上記動画)
超訳:自分の体は宿命にしばられて、自由にいかないことも多いけど、心は歌に捧げていよう。心は自由だ。たとえこの境遇が、体が不自由だとしても。心は歌と共に自由だ。
感想:鎌倉時代の僧、日蓮の言葉に「王地に生まれたれば身をば随(したが)えられたてまつるようなりとも心を随(したが)えられたてまつるべからず」という言葉がある。流罪になったり、首を斬られそうになったり、迫害を受けてきたにも関わらず力強く生きてきた日蓮らしい言葉だ。また後世の俺たちを勇気づける言葉だ。
通解
王の権力が支配する地に生まれたので、身は権力に従えられているようにあっても、心まで
権力に従えられているのではない。
意訳
権力者によって、体の自由は奪われ、支配されているようであっても、強い一念があれば、心の自由を奪われ、支配されることは誰にもできないのである。
(上記リンク先より引用)
千年の独奏歌には、日蓮のこの言葉のような力強さの片鱗を感じる。
自由をもとめ、自由に生きようとする人間の本質的な尊厳が歌われている。そんな気がするのだ。
心の自由は奪われない。支配することは誰もできない。俺は自由だ。
そう言っているに違いない。
終わりに
大好きな歌い手の大好きな曲なので、一瞬紹介しようか迷った。自分の宝物を分けるような気分になったからだ。でも、結果として、紹介できてよかった。この曲を教える文章を書く中で、宝物は前にも増して大きな物となった。
本当に素敵なこの歌の素晴らしさの一端でも伝われば、俺は幸せだよ。
ではこの辺で♪
星野敬児でした★
またねー\(* ̄∇ ̄*)/